神と人間

アイデクス

2011年06月02日 10:06

地球の地殻に変動が生じますと地表を震わせ、同時に海面を持ち上げて大きな津波を作ります。そして、その津波は地上にいる人間の生活の全てを呑み込み、全てを奪い去ります。
地上の人間と生き物は地球に暮らす以上、地球が起こす全ての現象を受け入れなければならない運命を背負っています。地震、台風、大雨、干ばつ、竜巻、落雷・・・
私達人間はこのような事態をどのように受け止めたらよいのでしょうか?人間の力では到底及ばない災害をどのように考えたら救われるのでしょうか。
例えば、小さな子供が蟻の行列を足で蹴散らす光景を想像して下さい。誰でも目にしたことのある場面です。蟻は死んだり怪我をしたりします。しかし、時間の経過とともに蟻は死んだ蟻を放置して元の列の状態に戻り、仕事を復活させます。もし、蟻に信仰心がり・・・今回の不幸は神の御意志であり、怒りであると謙虚に受け止めようとしていると想像すると、神が創造した万物と神の関係は安定していると考えられます。
信仰と共に生きている人々は、人間の力では到底及ばない事態に対して「神」のなせる技として、良いことも悪しきことも全てを受けとめています。
人間に出来る事は、事実を受け止めて再び歩み始める事しかできないと思います。
私は、今回の大震災は被災しませんでしたが、次の震災予定地に暮らしております。今回の災害を教訓にさせて頂き、出来得る限り周到な準備をさせて頂きたいと思っております。
今回の被災者の皆様には心より御見舞申し上げると共に、亡くなられた方々の御冥福をお祈り申し上げます。