御盆に思うこと・・・

アイデクス

2011年07月01日 14:18

小学生高学年の頃だったと思うのですが、父親の代わりに御盆の仏壇に飾る牛馬を作った思いがあります。ナスとキュウリを畑から選んで来て、割り箸で足と角を、トウモロコシのひげで尾っぽをつくり、スマートな馬とづんぐりした牛を作りました。ご先祖様が御盆に帰ってくるのに「馬に乗って早く来ていただき。牛に乗ってゆっくり帰る。」為だと聞かされました。又、御盆の初日の夕暮れに玄関先で迎え火を焚き、終日に送り火を焚く仕事や、焚きつけ材の調達も私の役目でした。この様な文章を書きますと時の流れが非常に穏やかな感じがすると共になつかしさを覚えます。当時は普通の過ごし方でした。自分のルーツである先祖が日常の生活の中にあるのが当たり前に育てられてきました。
思えば当時は、エアコン等は無く、扇風機は居間に1台あっただけでした。冷蔵庫も普及していなかったし、スイカや瓜は汲み上げた井戸水で冷やしました。
節電が法的に施行されました。私達の年代の人なら体験の復活ですが、現代に育った人達にとっては快適で無い生活は初めての体験であり、すこし辛いかもしれませんね・・・。
でも、エネルギーを消費するだけの生活に終わりが来ることの第一歩が始まったのだと思って頑張って耐えて下さい。そして、地球のエネルギーについて真剣に取り組んで下さい。