私は犬や猫等を飼うことが好きではない。けれども、何故か私のところには世話をしなければならない犬が居た。娘が小学２年の頃、犬をほしがったので白い柴犬を飼ったことが始まりである。私は犬を撫でまわすようなことはできないが、散歩とエサとブラッシング程度はしてやれる。１０年位してから元気がなくなってきて、ある日帰ってこなかったままである。次に居た犬は、仕事先で放置されていた犬をペットショップできれいにしてもらい、飼い主を探しているうちに５年程経ち、癌で死んだ。次は迷い犬で、死にそうな
奴の面倒を見た。居心地が良かったのか４年位居たように思える。動きが鈍くなったころに首輪を抜いて出て行ったままである。犬が居ない生活は長くは続かなかった。１年位経った頃、妻が散歩用にパグを飼いたいと言い出し、買いに行った。白と黒と迷った結果、２匹飼うことになった。子犬の時期が過ぎたら私だけが犬の世話をするようになった。２匹は私を飼い主と決めているようだ。家の中で飼いたくないので、飼育場をそれなりに工夫して外で生活してもらっている。獣医も世話もめんどくさい。