耳順のひとり台詞

2015年03月02日

本(小説)と私 その5

作家は、調査資料を基に登場人物の人格を作って行き、読者にある種の感情を与える。又、
読者の人間性により解釈は様々なので、登場人物は万人万様となる。善人であったのか、悪人であったのかも作家が史実の中から作り上げて行くのであるから、同一人物であっても作家によって、まったく違う主人公となる。ここが、作家の楽しみの骨頂かもしれない。
主人公を世評のままに取り上げたのでは筆が進まなくなるであろう。掘り下げて掘り下げた果てに、もしかしたら此の人物は歴史上に言われているような人格では無く、内に秘めたものがあってこの行動では?等、書いて行くことが楽しいだろうと思います。歴史的に流れが同じであっても、作家によって、登場人物の人格が異なるので小説はおもしろい。




Posted by アイデクス at 09:12
 

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本(小説)と私 その5